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快適車中泊改造計画 e-NV200のFFヒーターDIYにチャレンジ!

こんにちは

あっぷるびーです。

 

ミニバン電気自動車(EV)のポカリ号(e-NV200)に乗ってます。

電気自動車ポカリ号であちこち走り回ってます。

 

e-NV200の快適車中泊改造計画サマリーはこちら

www.e-nv200.net

 

真夏の1番暑い時期になんなんですが。。。

 

今回は雪の中でも半袖でぬくぬくできる、みんな大好きFFヒーターをe-NV200にDIYで取り付けチャレンジです。

 

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FFヒーターについて

FFヒーターって何?

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簡単に言うと石油やガソリンを使うけど換気のいらない安全なファンヒーターです。

消費電力が少ないので、エンジン停止中でも使えます。

冬の車中泊で欲しいアイテム人気ナンバー1です。

 

危なくないの?

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通常の暖房器具ですと一酸化炭素中毒が心配ですが、FFヒーターは社外の空気を吸気し、中で燃焼したらそのまま外に排気を行うので車内の空気は綺麗なままです。

非常に良くできたシステムですね。

 

何を媒体に動くの?

基本少しの電気とガソリンor灯油です。

車のタンクから直接取り込むものもあり、別に燃料を準備しなくて良い便利なものです。

私のは軽油バージョン。しかも電気自動車のため燃料タンクが無いので別途タンクを設置してます。

使用量は一時間あたり2~300ccと非常に低燃費です。

バッテリーにも負担がかからず、灯油もそんなに消費しないんです。

 

自分で取り付けられるの?

普通は取り付け専門業者に頼むものだと思います。

ネットで料金を見てみると取付料金は概ね8万~10万位かな。

専門技術、知識も必要でしょうし、それなりの工具も必要ですしね。

DIY素人の私一人では無理です。

今回もDIYのプロ、達人、マイスターの友人ゲンちゃんメインで取り付けに挑みます。

 

 

FFヒーター取り付け開始

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取り付け手順

  1. 助手席外す
  2. 助手席の土台を外す
  3. 土台を加工
  4. フロアカーペット切る
  5. ボディに穴開ける
  6. ボディと本体の間に噛ませる鉄板を加工する
  7. 軽油タンクを設置
  8. 電磁ポンプ設置
  9. 本体を取り付ける
  10. 吸気、排気パイプ設置
  11. ケーブル類接続
  12. コントロールパネルと遠隔リモコン周りの設置
  13. 排気パイプの設置

まぁ文字で書けばこんなもんですが、実際には中々時間がかかりました。

では早速見ていきましょう。

 

取り付け位置

取り付け位置はコチラです。

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助手席の下の台座の中にスペースが有り、そこに取り付けてる人を見つけたので真似してみます。

この台座がいらないものかどうかは別として、中にはパンク修理キットと100V電源が装備されてます。

パンクスプレー常備してるし、100Vコンセントは移設予定なのでどちらも取っ払います。

 

助手席と台座の取り外し

まずは台座を取り外して、台座内部の邪魔な部分を取り除きます。

サンダーで切る方法もあるみたいなんだけど、サンダーで切るよりもっと手軽な方法で外せるよとゲンちゃんが。

 

元の画像は撮り忘れ、すでに肉抜き終了。

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台座を裏から見たところ

100V電源の台座はまだ残ってます。

 

 

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ななめ

溶接部分を全てドリルで抜いて、必要ないものを外しました。

凄い!こうゆう方法もあるんだね。

火花も飛ばなかったし安全かな。

 

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外れた残骸。

 

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この後100Vコンセントも撤去します、コンセント2ね。

このコンセント、日産ではパワープラグと言うそうです。

一般名詞かな?

 

このコンセント2はセンターコンソールに移設しております。

www.e-nv200.net

 

ボディ床に穴あけ

後部座席用足元ヒーターの送風口を避けて、その隣にFFヒーターを設置します。

カーペットを適度に切り取り。

付属の鉄板を参考に寸分たがわぬよう穴あけます。ゲンちゃんが。

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仮置してみます。

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本体を設置する時、ボディとヒーター本体の間に付属の鉄板を入れます。

その鉄板はちょっと大きいので干渉しないように多少加工しています。

中々硬かったとゲンちゃんが嘆いてました。

 

 

軽油タンク設置

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ボンネットの中、1番フロント側のラジエーター付近に設置。

こんな可燃物をボンネットに収められるのも、発熱しない電気自動車ならではです。

ちなみにこのタンクは5Lタイプ、実際にはもう少し入ります。

 

電磁ポンプ設置

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他の取り付けネジと共用で止めました。

 

ちなみに燃料チューブは傷付け防止に配線チューブで覆ってます。

 

FFヒーター本体の取り付け

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こんな感じで取り付けます。

実際には横にあるエアコンの足元吹出口と干渉しますので、少し押して取り付けてます。

まぁ問題はないかと。

 

本体の

左の出っ張りが送風用吸気口

右の黒いジャバラが温風の出口です。

 

ちなみにボディとヒーター本体の間に入れた付属鉄板の両面に適量の耐熱シリコンを塗ってます。

万が一水没した時に水が侵入しないような対策です。

これは熱で溶けないので安全だそうです。

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ロックタイト スーパーフレックスシリコーン(耐熱タイプ) 80ml 59630

これのおかげか、今の所一度も水浸入トラブルは有りません。

この耐熱シリコンや配線チューブ等、やっぱりDIYになれてる人はこうゆう細かいことをするんですね。

本当に感心します。

 

吸気、排気パイプの設置

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吸気、排気管

こんな短くても良いのか?と心配でしたが結果大丈夫でした。

 

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下から覗いたところ。

銀色が排気

黒の太いのが吸気

黒の細いのが燃料チューブ

 

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排気チューブはがたがた言わないように固定してます。

ちなみに先っちょに虫が侵入しないようにガードが付いてました。

 

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吸気ケーブルはドレンホースで延長してエンジン内に引き込みました。

これでクリーンな空気を取り込めます。

 

ただし、これは推奨されてないかもしれません。

 

電源ケーブル類接続

電源関係のケーブル接続はワンタッチで付けれるものでしたので簡単でした。

写真は撮り忘れ


コントロールパネルと遠隔リモコン関係の設置

コントロールパネルはシフトレバーの左上に設置

後ろのメクラパネルを外してケーブルを通して両面テープで接着。

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小さくて可愛いでしょ。

 

そして謎のボタンがもう一つ。

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今回私はリモコンスターター付きを頼んだのですが、それの配線に付いてるボタンです。

使い方はいまいちわかってませんが、押すと45分稼働して止まります。

何のために有るんだか。

でも英語マニュアルを見ると、とにかく付けろとのことですので装着しました。

 

コレが遠隔リモコン

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横のボタンを3秒位押し続けるとスイッチが入ります。

数字は稼働時間

正面のストップボタンを押すと止まります。

このリモコンが中々の出来栄えでとても便利です。

かなりの距離でも届きます。

スーパーに買物に行って、レジで押して届くくらい。

とても使えます、大きくて邪魔だけど。

 

排気パイプの設置

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排気パイプは最初の段階はこんな感じで設置してます。

ただ、これだと助手席が寒いとクレームが目安箱に入っていました、助手席にも温もりをくれと。

まぁしょうがない。

可愛い息子のために助手席にも温風が出るように再度手を加えました。

写真だと伝わりにくいので図で説明します。

 

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黒いのが蛇腹のホース

iFormosa FFヒーター エアパーキングヒーター専用 方向角度調整可能 送風ダクトチューブ 直径60mm 黒 IF-APK-DP60BK

 

 

緑色のがT字の分岐パイプ

★Webasto・Air Heater・オプションパーツ★T型分岐パイプ Φ60XΦ60XΦ60<1320474A>

 

 

赤いのが開閉式吹出口

★Webasto・Air Heater・オプションパーツ★温風吹出し口 Φ60・クローズタイプ<1320206A>

 

接続箇所は外れ無いようにクランプで締めます。

uxcell ホースクランプ ホースバンド ホース締め金 パイプクランプ コネクター 2個入

 

このように設置することで運転席、助手席、リアシートと分岐できるようになります。

特に吹出口が良くできていて閉じることもできるし吹き出しの方向も回転して変えられます。

 

取り付けたFFヒーター

FFヒーターでいちばん有名なのはドイツのベバストが有名のようです。

やっぱりできが違うと色々なサイトで見ました。

もちろん最初はベバストを考えていましたが、最近では「ベバスト同等品」と言う物が安価で手に入ります。

評価は別れてましたが、ダメ元で同等品にしてみて大成功でした。

 

 

商品の完成度は運にもよると思ってます。

調べればわかりますが、FFヒーターは3万円台から20万円くらいまでピンきりです。

実は私も初期不良が有り、取り付け直しをしてます。

このような経験から、ご自分で予算と相談しながら納得できるまで調べたほうが良いと思います。

 

商品選びは慎重に。

 

 

まとめ

今回はFFヒーターの取付でした。

他の作業も並行しながらやってたので正確にはわかりませんが、取り付け時間は8時間以上はかかってると思います。

もう一回同じことをすれば5時間位でできると思いますが、取り付け位置など手探りでの作業でしたので無駄な時間がかなりかかりました。

 

温風の吹出口は試行錯誤しましたがとても満足しています。

ザクのダクトのようなホースが少し邪魔ですが、それを上回る使い勝手。

ちなみに私は走行中でも使ってます。

推奨される使い方ではないのかもしれませんが、吸気をエンジンルームから取ってるのでゴミも入りにくく大丈夫かなと勝手に思ってます。

結果EVの燃費の悪さが改善されました。

たまに窓が曇るのでその時だけエアコンを入れますが、それでも燃費はかなり良くなります。

 

色々なキャンカーブログを見てて、FFヒーターにずっと憧れてました。

取り付けは大変でしたが、付けてよかったと思います。

冬に車内で過ごす時間がとても快適になりました。

ちなみに付けっ放しでは寝ません。

 

付けっ放しはあつすぎる

 

FFヒーターDIYをお考えの方へ

このサイトを参考にされる場合、取り付けは自己責任でお願いします。

何か問題があっても当方では一切責任は取れませんし取りません。

私は全てDIYで行うと決めたので実行しましたが、次に違う車に設置するならDIYするかどうかはわかりません。

コレを実行するにあたり、準備に2ヶ月近くかかりました。

この労力を考えるとお金を出して時間を買うのも視野に入れた方が良いと思います。

何よりプロレベルの道具を揃えてる友人の協力があったからできたことで、ゲンちゃんには心から感謝しています。

なにはともあれ楽しかったし、満足感はめちゃくちゃありましたから大満足です。

 

もしチャレンジする人がいましたら、上手くいくことを願っています。